2019年1月25日にUQ WiMAXの新機種「Speed Wi-Fi NEXT W06」が発売されました。
W06では遂に最高速度下り最大1.2Gbpsと、1ギガ超えを達成しました。
1ギガ超えと言うのが、UQ WiMAXの悲願でもありました。
しかし、1Gbps超えの高速通信が使えないのでは?とネット上で話題になっています。
このページでは、W06のメリット・デメリットについて徹底調査していきます。
Speed Wi-Fi NEXT W06のデメリットについて
利用予定のモバイルルーターのデメリットを知っておく事はメリットを知っておく事よりも大切です。
契約前に一読していただけると、契約後「えっ、そうだったの?」と後悔する事はなくなります。
iPhoneと接続予定なら購入は見送るべき!?※2019年3月7日更新
アップデート後スリープ状態の接続が切れる現象が直らずサポートに電話を入れました。
本体のオールリセットを入れることで、直ると言う話を聞き、本体側面にある小さい穴を5秒~8秒長押しすることで、自動で本体のオールリセットが入ります。
※爪楊枝などで押すと押しやすいです。
オールリセット後、[設定]→[省電力設定]→[Wi-Fi自動停止時間]を開いて「Wi-Fi自動停止時間をなし」に設定してレ点を押せば設定完了です。
これを行うことで、iPhoneのスリープ状態時に自動で接続が解除される不具合が解消されます。
1ヶ月半位待たされましたね。やっと普通にW06を使うことができます。
Wi-Fi自動停止の解除方法
iPhoneやスマートフォンとW06の接続が自動で切れてしまいます。
W06にはWi-Fi自動停止という設定があり、設定した時間の間WiFi通信が行われなかったら自動で停止します。
そのため、この機能が有効になっていると、ひどい場合はスマホを開くたびにWiFiを接続しなおさなければいけません。
直し方は、
1.W06端末の設定を押してください。
2.省電力設定を押してください。
3.Wi-Fi自動停止時間を押してください。
4.Wi-Fi自動停止時間10分を押してください。
5.自動停止するまでの時間を選んでください。何度も繋げたりするのが面倒という人は「自動停止なし」を選んで、右上のチェックマークを押してください。
※自動停止することのメリットはバッテリーの持ちをよくする為です。
6.設定した時間になっていれば設定完了です。
この方法を設定すれば、Wi-FiとスマホやiPhoneの接続が切れるという事がなくなります。
※念のため端末の再起動を行ったほうが良いです。
今すぐポケットWiFiが必要という人は、最近人気が出てきたポケットWiFiのレンタルがおすすめです。
レンタルのため契約期間終了後は端末を返さないといけませんが、契約期間の縛りも無く、安く借りれるのでおすすめです。
詳しくは「ポケットWiFi・WiMAXのレンタルおすすめ10社比較」をご覧ください。
最大速度1.2Gbpsの速度が出ない!?
W06の最大のメリットであるはずの下り最大速度1.2Gbpsですが、残念ながらUSB接続(USB3.0)でしかこの速度は実現する事ができません。
スマホで接続する場合は基本的にWi-Fi接続となっているため「Wi-Fi接続時の最大速度は867Mbps」です。
スマホでも1.2Gbpsの速度がでると思ってW06を購入してしまうと残念な結果になってしまいます。
なお、最大速度はあくまでもベストエフォードのため通信環境及び混雑状況に応じて速度は低下します。
知っている人も多いと思いますが、au 4G LTEをオンにしてしまうと月7GBの通信制限があるため注意が必要です。
au 4G LTEじゃないと電波が入らないと言う場合以外は、基本的にOFFに設定してたほうが、速度制限にもならずにすみます。
クレードルに非対応のため有線LAN接続は不可
Speed Wi-Fi NEXT W06はクレードルに対応しておりません。
そのため有線LANでパソコンやゲーム機につなぐ事ができません。
代わりとしてUSB接続が可能となっておりますので、パソコンには接続ができますが、任天堂スイッチ等のゲーム機には接続できません。
バッテリー交換が不可
ファーウェイ社製の端末は昔からバッテリー交換ができない物が多かったですが、
今回のW06もバッテリー交換ができません。
最近ではWiMAXも3年契約となっておりますので、3年間バッテリー交換せずにW06を使わないといけません。
そう考えると1年目は良いかもしれませんが、2年目以降は間違いなくバッテリーの持ちが悪くなります。
3年間使う前提で考えると3年目はモバイルバッテリーを一緒に持ち歩かないと途中で電池が切れる可能性もあります。
充電器がついてこない
WiMAXのプロバイダによってキャンペーンで充電器を無料でつけてくれる所もありますが、基本的にはついてきません。
充電ケーブルは最近流行のUSB Type Cケーブルとなっております。
Type Cケーブルはアマゾンでも700円前後で購入が可能となっておりますので、そこまで負担にはなりませんが、せっかくなら本体に付属品としてつけて欲しかったですね。
W06はHuawei(ファーウェイ)社製
2018年の年末辺りから急に反Huawei製品の運動が始まりました。
ファーウェイ排除の流れが強まっている中で、ファーウェイの製品を使うのはどうなのか?という問題です。
正直な話W06の製品の性能は間違いなくトップクラスの速度、電波となっておりますので端末はおすすめできます。
Speed Wi-Fi NEXT W06のメリットについて
1.アンテナの感度が向上のため電波が入りやすい!
W06には高性能ハイモードアンテナが搭載されました。
このアンテナによりW06のアンテナ感度が20%向上しました。
外だと電波いいのに、室内だと電波が悪くなると言う場合に効果が発揮されます。
さらに、TXビームフォーミング機能も搭載!この機能は「WiFiをつないでる端末の位置を把握して、その位置まで狙って電波を送り続けます」。
一言で言うと「電波が安定してWi-Fiが途切れづらく」なりました。
2.バッテリー強化3,000mAh
W06はW05と比較してバッテリーの容量が250mAh大きくなりました。
それにより、連続通信時間は7時間10分となりW05よりも約40分程長く使えるようになりました。
既存機種のWX05の3,200mAhには劣ってしまいますが、速度にこだわってきたWシリーズとしては、このバッテリー容量が大きくなったのは偉大な一歩です。
3.モバイルルーター至上最速の1.2Gbps
かなり特殊な条件化の下使用すると、W06の最大速度(下り)は1.2Gbpsです。
国内のWiFiの中で1月時点で1位の速度となっております。今後ドコモより最大速度1.288GbpsのHW-01Lというギガ越えの端末が登場しますが、それと同等の速度を誇っております。
また、W06は下りの速度ばかり目が言ってしまいますが、上り速度は最大75Mbpsです。
LINEで写真や動画のやり取りもスムーズに行える速度となっております。
W06は買いなの?それともWX05の方がおすすめ?
WiMAXで端末選びに迷っている人も多いと思います。
最新機種のW06を購入するのかそれともWX05を購入するのか・・・
一個ずつ比較をしていきましょう!
通信速度で比較【W06 vs WX05】
ハイスピードエリア | ハイスピードエリアプラス(au 4G LTE) | |
---|---|---|
W06 | 下り最大558Mbps 上り最大30Mbps |
下り最大1,237Mbps 上り最大75Mbps |
WX05 | 下り最大440Mbps 上り最大30Mbps |
下り最大440Mbps 上り最大75Mbps |
上記の表のとおりW06の方が上り下り全ての通信速度でWX05を上回っております。
通信速度で圧勝のW06ですが、WX05が決して遅いわけではありません。
むしろ注目すべき点はハイスピードエリア(WiMAX2+)時の速度です。
これに関していえばW06は558Mbps/30Mbpsとなっており、WX05は440Mbps/30Mbpsです。
下りが118Mbps違いますが上りの速度は一緒です。
そのため速度での勝負はW06の方が速いですが、WX05でも動画視聴等には十分すぎる速度となっております。
バッテリー持ちで比較【W06 vs WX05】
ハイパフォーマンスモード | ノーマルモード | エコモード | |
---|---|---|---|
W06 | 約7.1時間 | 約9時間 | 約11.6時間 |
WX05 | 約8時間 | 約11.5時間 | 約14時間 |
見てのとおりW06よりもWX05の方が圧倒的にバッテリー持ちが良いです。
特にエコモード時では2時間以上も違いWX05の方が長く使えます。
さらにWX05はW06と違い簡単にバッテリー交換が可能です。
電池の持ちが悪くなってきたなと思ったらバッテリーだけ購入して入れ替えれば、新品の状態で利用が可能になります。
その反面W06はバッテリー交換ができない機種となっております。
最近のWiMAXは3年契約となっており、毎日使い続けたら電池残量の減り方はかなり早くなってしまいますのでW06購入の際は注意してください。
製造メーカーで比較【W06 vs WX05】
W06 | Huawei(ファーウェイ) |
---|---|
WX05 | NECプラットフォームズ株式会社 |
中国企業のファーウェイ社か日本企業のNECプラットフォーム株式会社かと言われると、日本人であれば国内企業のWX05を選ぶと思います。
基本的に1年目はWX05もW06もメーカー保証が1年ついておりますので、自然故障であれば特に問題ないのですが、何か問題あったときに国内のWX05であれば安心したサポートが受けられます。
モバイルルーターと関係ないのですが、以前私は「MSi」という台湾企業のパソコンを使っていました。初期不良がありカスタマーサポートに電話したら片言の現地人の人が電話対応をしました。
その際に話がまったく伝わらなかったという苦い経験をしました。
その事もあり、WX05、W06のどちらを購入するかで悩んでいましたら、同じ国内企業のWX05の方が私はおすすめです。
性能が大きく変わると言うのであれば、W06も有りですが、WX05でも十分に快適な通信を楽しめますのでW06を選ばなくても問題ありません。
比較の結果は【W06 vs WX05】!?
W06は速度でWX05に勝っていますが、
- バッテリー交換不可
- バッテリーの持ち
- 製造メーカー
上記の3点でどうしてもW06をおすすめできません。
最速と言われている1.2Gbpsも特殊な条件化となっており、実現するのはかなり厳しい速度です。
しかもau 4G LTE前提となっておりますので、あまり使いすぎると速度制限になってしまいます。
※au 4G LTEはWiMAXのギガ放題プランを契約していても7GBの通信量の制限があります。
そう考えると、WX05の方がバッテリーの持ちも良く、国内メーカーと言うことでおすすめできます。
また、WX05も2018年の11月に発売したばかりという事もあり人気のモバイルルーターです。
特にWX05ではW06にないWiMAXハイパワーというモードを搭載しております。
WiMAXハイパワーモードは最大で20%の通信速度を向上させてくれます。
この機能ですが実際に使ってみるとわかりますが、かなり便利です。
室内で電波がちょっと入りづらいなという時に、ハイパワーモードで今までよりも電波が入りますのでおすすめとなっております。
最速レビューW06を購入してきました!
記事を書く上で自分も使っていないと駄目と言う事で実際に買ってきました!
新たにわかった事として充電器は付属されていませんが「usb type-cの変換コネクタ」がついてきます!
Micro USBケーブルを差して「USB TYPE-C」に変換してくれます。元々Micro USBケーブル持っている人は新たに充電器を買う必要がありません。
他には「アップロード速度が遅い」と言う事です。
計測条件としては、
- 建物の中
- WiMAX端末からは1メートル離れている
- WiMAX端末は窓から3メートル離れている
- 夜の1時に計測
となっております。
見てのとおり、下りの速度は十分ですが、PING値及び上りの速度が遅いです。
これに関して言えばW06が悪いわけではなくWiMAXの上り速度が遅いという仕様です。au 4G LTEモードをONにすれば多少改善されますが、それでも遅いです。
この点に関しては今後のWiMAXに期待したいですね。
Speed Wi-Fi NEXT W06のまとめ
W06は表記上では1.2Gbpsという爆速のWi-Fi端末ですが、実際使ってみるとわかりますがそんなに速い速度を出すのはほぼ不可能です。
それに比べ、「バッテリーの持ちが良い」「バッテリー交換可」「国内メーカー」のWX05はW06よりも速度以外の面でおすすめできます。
なお、WiMAXを検討している人は「WiMAX2年契約、3年契約で安いのは?おすすめココ!」のページにて2年契約ならこのプロバイダが安い、3年契約ならここが安いと比較して、解説しておりますのでぜひご覧ください。
また、WiMAX以外の安いポケットWi-Fiも検討に入れるのであれば「2020年安いポケットWiFiはどこ?~月額料金・キャンペーンを徹底調査~」をご覧ください。
契約期間が2年、3年あるのがいやだと言う人は、レンタルWiFiをご検討ください。
レンタルWiFiは1日単位でレンタルできる業者から1ヶ月単位でのレンタルが可能となっております。